Alexa同様、Google Homeは連続する複数の命令を聞き分けて、それぞれに対応することはまだできない。複数のことを命令するときは、1つずつ命令を発さなければいけない。
例えば、次のように命令するのが自然だろう。「OK Google、ザ・ルミニアーズを、音量を50%にして再生して」。だが実際には、この命令は2つに分ける必要がある。「OK Google、ザ・ルミニアーズを再生して。(間を置いて)OK Google、音量を50%にして」。2つの命令を分けるのはそれほどの手間ではない。だが、3つ以上連続する命令を頻繁に使いたい場合は、ユーザー体験に確実に影響する。
だがGoogleは最近、Googleアシスタントにスマートホームのルーチンワークを1フレーズで命令できる機能を発表した。例えば「OK Google、おやすみ」というような短いフレーズを言うことで、サーモスタットの温度を下げ、照明を消し、ドアに鍵を掛ける。この機能はまだ使えないが、ショートカット機能の拡大版になるだろう。
今のところ、代替手段は同じトリガーフレーズで複数のIFTTTアプレットを作成することだ。ただし、トリガーフレーズがコントロールできるのは外部の機器やサービスだけである。IFTTTを使ってGoogle Homeで音楽のストリーミングを開始したり、音量を調整したりすることはできない。
Google Homeを起動するためのウェイクワードをカスタマイズする方法もない。そして、起動ワードはいずれも、決して言いやすいとはいえない3〜4音節で成り立っている。
筆者は「OK Google」と言うのに慣れたが、それは「Google Now」が登場した時からこのフレーズを使うようGoogleに強いられたからにすぎない。言いやすいからではない。
「Hey ブーブー」も起動ワードとして機能することを偶然発見した。「Hey Google」より自然でも短くもないが、クマゴローに似た風貌の筆者としてはしっくりきた(ブーブーは米国のテレビアニメ『クマゴロー』に登場するキャラクター)。「オーキードーキー、Google」でもGoogle Homeは反応するようだ。
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