InstaVRは10月12日、同社のVR作成・配信ツール「InstaVR」が、米国時間10月11日に発表されたVRヘッドセット「Oculus Go」への出力に対応したと発表した。
InstaVRは、360度(全天球)画像・動画を使い、プログラミングなしにVRコンテンツを作成できるツール。ウェブのほか、iOSやAndroid端末、Gear VR、HTC VIVE、Google Daydreamなど幅広い端末にワンクリックで配信できることが特徴だ。また、利用者の注視点をヒートマップで分析して、体験を改善できる。
活用事例として、スミソニアン博物館、日建ハウジングシステム、アクセンチュア、サンリオエンターティメント、スタンフォード大学、国連、ヒューレット・パッカード、トヨタ、テスラ、ターナー、ユナイテッドアローズ、エクスペディア、ドバイ国際空港、仏エルメス、仏トタールなどがあり、世界140カ国、2万社で採用されているという。
Oculus Goは、従来のようにスマートフォンやPCを必要としないスタンドアローン型のVRヘッドセット。199米ドル(約2万2000円)からという低価格が特徴で、2018年初旬の出荷を予定している。
同社は、これまで高品質なVR体験を提供するには、VRヘッドセットのほかに高性能なスマートフォンやPCが必要だったと説明。約2万円台のOculus Goに対応したことで、InstaVRで作成したVR体験をワンクリックでより幅広い人に届けられるようになるとしている。
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