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「Pixel 2」とスマートスピーカでグーグルが見せるハードウェアへの“本気” - (page 2)

Richard Nieva (CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年10月10日 07時30分
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Googleの新時代

 以前のGoogleの戦略では、端末販売に関して同社は市場の主導者になれず、収益もあまり上がらなかった。Googleのハードウェアは、自社のソフトウェアのショーケースとして、あるいはサードパーティーの端末メーカーに見本を示す目的で作られていた。それがGoogleの「Nexus」プログラムの目標だった。Nexusは、“素の”Android(つまり、通常は通信キャリアや端末メーカーが追加するプリインストールアプリを排除したGoogleのモバイルOS)を搭載する、好評だがニッチなスマートフォンブランドだ。

 Googleは毎年、Nexus端末開発で、LG Electronics、Huawei、HTCなどさまざまな端末メーカーと協力してきた。Nexusプログラムは2016年で終了し、新たなオリジナルスマートフォンブランド、Pixelを発表した。

 ではなぜ今、Googleはハードウェアに本気になっているのだろう。市場はここ数年で変わった。Google Glassが失敗したスマートメガネ市場には、Snapchatが130ドルの「Spectacles」で参入した。このメガネはGoogle Glassほど野心的ではなく、社会からも好意的に受け入れられている。

 Googleの親会社であるAlphabetは、傘下のハードウェア企業にも資金を注ぎ込んでいる。同社は2014年にNest Labsを買収した。同社は、「iPodの父」と呼ばれ、ハードウェアのグルとして知られる元Appleのベテラン、Tony Fadell氏が立ち上げたスマートホーム端末メーカーだ。Fadell氏は2016年、Nestを去ったことは話題となった。だが2017年9月、同社は2年ぶりの主要新製品を発表した。インターネットに接続するドアベル「Nest Hello」およびセキュリティシステム「Nest Secure」などだ。

 消費者はついに、自宅をスマート化する準備ができたようだ。Amazonは、2014年に音声で制御するスピーカ兼スマートホームハブである「Echo」を発売して世界を驚かせ、予想もされなかった市場のリーダーになった。Googleは2016年、Echoと競合する「Google Home」で後に続いた。Appleはこの12月、349ドルの「HomePod」で市場に参入する。

 だが、Amazonはまだ音声スピーカ市場の王者であり、eMarketerによると、市場の70%を占めるという。Googleは大きく水をあけられた2位だ。そして、AmazonのCEO、Jeff Bezos氏は先週、新たな攻撃を仕掛けた。35〜150ドルの価格帯で、5つの新しいEchoシリーズ製品を発表したのだ。Jackdaw ResearchのDawson氏は、「Amazonの発表イベントは同社の市場での主導的立場を再度強化した」と語った。

 Dawson氏は、Googleは市場シェアという点で、後追いモードだと付け足した。「Googleは、やるべきことが山積みだ」

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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