Facebookに不満を抱いているすべてのユーザーに対して、最高経営責任者(CEO)が謝罪の言葉を述べた。
Mark Zuckerberg氏は米国時間9月30日、Facebookが社会の分断を引き起こす結果になったとして、謝罪と後悔の念を示した。このFacebookの投稿は、ユダヤ暦で最も神聖な日とされるヨム・キプル(贖罪の日)に公開された。
Zuckerberg氏はこの投稿の中で、どの問題についての話なのか具体的に言及していない。だが、ReutersやThe Washington Postは、Zuckerberg氏が述べているのは2016年の米大統領選挙のことだと推測している。Facebookはこのとき、選挙戦をDonald Trump氏に有利な方向へ導くために利用されたと言われている。
また、Facebookはヘイトスピーチや嫌がらせがニュースフィードで広まったことでも批判されている。Twitterをはじめとする他のソーシャルメディアもこのような問題に悩まされているが、13億人ものデイリーユーザーを抱えるFacebookはどこよりも到達範囲が広い。
Zuckerberg氏は、投稿の中で次のように述べている。「私は、自分が傷付けた人々に対して許しを請うとともに、よりよい人間になれるよう努力していく。私の取り組みが、私たちを団結させるよりも分断させるために利用されたことに対し、許しを求めるとともに、状況を改善すべく取り組んでいく」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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