2016年の米国大統領選挙の2日後、Facebookの最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏はテクノロジカンファレンスで、Facebookが選挙結果に影響を及ぼしたという意見についてどう思うか、と尋ねられた。そして、「それは非常にばかげた考え方だ」と答えた。
Zuckerberg氏のそのコメントは、すぐに激しい非難を浴びた。米国時間9月27日、同氏はそのような発言を行ったことを後悔している、と述べた。
Zuckerberg氏は27日、自身のFacebookページで、「そうした考え方をばかげていると評したことは軽蔑的であり、私はそれを後悔している。これは非常に重要な問題なので、そのような態度で切り捨てることはできない」と述べた。
今回のZuckerberg氏の投稿は、Donald Trump大統領のツイートに対する直接的な返答として出されたものだ。Trump大統領は同日のツイートで、「Facebookは常に反Trumpだった」と主張していた。Zuckerberg氏はこれに対し、世界最大のソーシャルネットワークであるFacebookが2016年の大統領選挙で果たした役割を擁護し、かつてないほど多くの人が選挙戦中に発言の機会を得たことを強調した。
Facebook was always anti-Trump.The Networks were always anti-Trump hence,Fake News, @nytimes(apologized) & @WaPo were anti-Trump. Collusion?
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2017年9月27日
「TrumpはFacebookが反Trumpだと言う。リベラル派は、われわれがTrumpを助けたと言う。いずれの陣営も自分たちの気に入らない考え方やコンテンツに動揺している。あらゆる考え方を受け入れるプラットフォームを運営するというのは、そういうことだ」(Zuckerberg氏)
Facebookは大統領選挙戦中にさまざまな影響を及ぼした可能性について、激しく詮索を受けてきた。
さらに、FacebookはGoogleやTwitterと共に、国外勢力がソーシャルメディアを使って大統領選挙に干渉した可能性を調査する米上院情報委員会での証言を求められたと報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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