Microsoftは、「Office」のクライアントアプリケーションおよび「SharePoint Server」「Exchange Server」「Skype for Business Server」のオンプレミス(設置型)製品の新バージョンを2018年後半にリリースする。
Microsoftは米国時間9月26日、フロリダ州オーランドで開催したIT専門家向けカンファレンス「Microsoft Ignite」でこの計画を発表した。
Microsoftのブログ記事によると、同社は「Office 2019」と名付けた次期バージョンのOfficeクライアントのパブリックプレビュー版を2018年中ごろまでにリリースする予定だという。Microsoftは、このサブスクリプション型ではないOfficeのことを「永続版」クライアントリリースと呼んでいる。
Office 2019では、インク機能(筆圧感知、傾き機能、インク再生)が向上するほか、「Excel」には新しい数式やグラフなどの新たなデータ分析機能が、「PowerPoint」には変形やズームといった新たなビジュアルアニメーション機能が追加される。サーバ製品では、管理性や可用性が向上し、音声機能やセキュリティ機能が追加されるという。Microsoftは、新バージョンのリリース時期が近づいた時点で、各製品の機能の詳細を発表する計画だ。
Microsoftは今回の発表に先立ち、Skype for Business Serverの新しいオンプレミス製品を2018年にリリースする計画と、「Skype for Business Online」を「Microsoft Teams」に置き換える取り組みを始めていることを明らかにしていた。
なお、Officeのクライアント製品とサーバ製品のオンプレミス版に追加される機能は、クラウド版やオンライン版のOfficeですでに提供されているか、近く提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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