Uberの最高経営責任者(CEO)Dara Khosrowshahi氏は米国時間9月25日、ロンドン市民に謝罪し、同社が「さまざまな失敗を犯してきた」ことを認めた。
Khosrowshahi氏は、ロンドン市民に宛てた公開書簡で、Uberを次のステージに進めるにあたって、ロンドン市民の声に耳を傾けることを約束した。
「私は、Uberで働いている世界中の全従業員を代表して、われわれがこれまでに犯してきた失敗を謝罪します」とKhosrowshahi氏は記している。
また、Uberはこの日、ロンドン交通局(TfL)との話し合いを求めた。Uberの営業免許を更新しない決定を22日に下したTfLに善処を求めるためだ。
Uberで英国の都市の責任者を務めるFred Jones氏は、BBC Radio 4の番組「Today」に出演し、TfLが抱いている懸念、特にUberによるドライバーの身元調査や警察に対する重大事故の報告のあり方について、理解を深めるよう努めたいと語った。
Uberは現在、ロンドン市内で営業を禁じられる可能性に直面している。TfLがUberに対する懸念を示し、9月30日に失効するロンドン市内での営業免許を更新しないと発表したためだ。Uberは21日以内にこの決定に対する不服を申し立てることができ、最終的な判断が下されるまでは営業を継続できる。
Jones氏は、免許の更新を拒否したのはロンドン市長のSadiq Khan氏ではなくTfLであることを理解していると述べ、Uberが22日に発表した声明の内容をトーンダウンさせた。
Uberは22日、TfLの発表を受けて署名活動を開始した。その中で、「首都ロンドンで当社のアプリを禁止することによって、ロンドンの交通当局と市長は、消費者の選択の余地を狭めようとしている少数の人々の圧力に屈した」と反論していた。現時点で約80万人の署名が集まっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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