Uber Technologiesは現地時間9月8日、2019年までにロンドンにおけるディーゼル車の使用をやめることを声明で明らかにした。それまでに、ロンドンの「uberX」で配車される車はすべてハイブリッド車か充電式の電気自動車(EV)のどちらかになるという。
また2022年までには英国全土にその方針を拡大したいとしており、その頃にはUberのアプリからディーゼル車の手配はできなくなる。そして2025年にはロンドンを走るUberの車はすべて充電式EVにしたいとしている。
加えてUberはディーゼル車廃止キャンペーンを発表したが、これは過去に米国で行われた燃費の悪い旧式車からの低燃費車への買替補助制度(「Cash for Clunkers」と呼ばれる)と似ている。Uberは「Euro 4」以降の排出ガス規制に適合しないディーゼル車両を廃車にした先着1000人のロンドン在住者に1500ポンド(約21万円)相当のUberクレジットを提供する予定だ。
Uberはまた、EVの採用を促進するための基金「Clean Air Fund」も設立する予定だ。ドライバーとしてUberを利用する英国の運転免許保持者は、ハイブリッド車もしくは充電式EVへのアップグレード費用として最大5000ポンド(約71万円)の補助が受けられる。Uberはこの基金を通じておよそ1億5000万ポンド(約214億)規模の申請があると見込んでいる。
この基金のためにUberはまず200万ポンド(約2億9000万円)を拠出し、ロンドンでUberの配車が利用されるたびに35ペンス(約50円)を追加していく。さらに、ドライバーがバッテリ切れを起こさないよう、ロンドン中心部一帯に急速充電スポットを設置する計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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