中国検索大手の百度(バイドゥ)が新たな15億ドル規模のファンドを設立し、自動運転車分野への関与を強めている。このファンドは、同社のオープンソースの自動運転プラットフォームにちなんで、「Apollo Fund」と名付けられた。バイドゥは今後3年にわたり、このファンドを通して、100の自動運転プロジェクトに出資していく計画であることを明らかにした。
バイドゥは同社の自動運転プラットフォームの最新バージョン「Apollo 1.5」もリリースした。このバージョンには5つの中核的な新機能が含まれる。新しい障害物検知機能は、自動車が昼夜を問わず障害物を認識することを可能にする。そのほかにも、新しい経路計画機能、クラウドシミュレーション、HD地図、エンドツーエンドのディープラーニングが含まれる。
4月に初めて発表されたApolloプラットフォームは、これまでに70のパートナーを獲得している。バイドゥによると、1300社を超える企業がApolloのソースコードをダウンロードし、100社近い企業がApolloのウェブサイトを通じてオープンデータの申し込みをしている。同社はApolloに関するパートナーとの間で、量産や製品の共同開発に向けた50を超える提携合意を締結したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス