ドコモが「iPhone 8/8 Plus」発売--同社初のApple Watchも取り扱い開始

 NTTドコモは9月22日、「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「Apple Watch Series 3」の発売を開始し、ドコモショップ丸の内店(東京都千代田区)にて発売開始セレモニーを執り行った。


「iPhone 8/8 Plus」の発売には、綾野剛さん、ブルゾンちえみさんが駆けつけた

 iPhone 8/8 Plusは、「A11 Bionicプロセッサ」を搭載し、フレームに航空宇宙グレードのアルミフレーム、ボディ背面に7層のカラープロセスで仕上げた強化ガラスを採用。これまででもっとも耐久性に優れ、深みのある色味を実現しているという。また、ガラスを採用したことで、無接点充電「Qi」に対応した。新型センサを搭載したカメラでは、新たに4K/60fpsの撮影に対応したほか、ポートレートモードとポートレートライティングをサポートした。


(左から)「iPhone 8 Plus」、「iPhone 8」

カラーは、シルバー、スペースグレー、ゴールドの3色

 また、ドコモでは初となるApple Watchの取り扱いも開始する。Apple Watch Series 3では、LTEモジュール内蔵モデルを新たにラインアップし、単体での通話やデータ通信が可能になったほか、70%高速化したデュアルコアプロセッサ、GPS、気圧高度計などを搭載。ドコモでは、電話番号をiPhoneとApple Watchで共有できる「ワンナンバーサービス」を提供。月額500円(180日間は無料)でApple WatchのLTE通信が可能となる。


LTE通信に対応した「Apple Watch Series 3」

 ドコモでの価格は、新規契約、機種変更、MNPともに、iPhone 8の64Gバイトモデルは一括8万8776円(以下、すべて税込)、24回の分割払いでは月額3699円、これに月々サポートとして月額2376円割り引かれることで、実質負担は月額1323円となる。また、これに「家族まとめて割」、iPhone 6sの下取り価格を組み合わせることで、実質負担金は0円に下げられる。なお、256Gバイトモデルは10万6920円(24回払いでは月額4455円)、iPhone 8 Plusの64Gバイトモデルは10万440円(同4185円)、256Gバイトモデルが11万8584円(同4941円)。それぞれ月々サポートによる割引が受けられる。

 今回ドコモでは、こうした割引施策に加えて、買い替えサポートとして新たに「機種変更応援プログラムプラス」を提供。現在使用している端末の購入日から13カ月目以降でiPhone 8/8 Plusを購入するユーザーに対し、最大4万円分のポイントを還元するというもの。KDDIの「アップグレードプログラムEX(a)」やソフトバンクの「半額サポート for iPhone」に追加された「1年買い替えオプション」の対抗策となる。

 同社代表取締役社長の吉澤和弘氏は、「iPhoneの発売を開始して5年目。安心で快適なネットワークでご利用頂ける。今後もbeyond宣言(中期戦略)を着実に実行し、お客様の期待を超える驚きと感動を提供し続けたい」としたほか、「受信時の最高速度が500Mbpsとなり、ドコモの快適なネットワークでdTV、DAZN、dマーケットなどのサービスを楽しんで頂けると思う」と述べた。

 また、初めてのApple Watchの取り扱いに対してはセルラー対応が決め手だったという。吉澤氏は、「ネットワーク品質には自信がある。Apple Watchが直接ネットワークにつながるメリットを引き出すために採用した」とし、「音声通話やデータ通信が使えるのは非常に便利。私はよくジョギングするのでApple Watchを使っているが、いつでも社員に電話をかけられるかもしれない(笑)」と笑いを誘った。

 なお、iPhone 8/8 Plusの予約状況だが、11月発売予定の「iPhone X」の販売が控えているためかiPhone 7/7 Plusの時と比べて若干減少しているという。もっとも人気のモデルはiPhone 8の64Gモデルで、iPhone 8 Plusでは256Gモデルの方が需要が高いようだ。また、iPhone Xによる秋商戦の変化については、「11月から12月でAndroidの秋冬モデルが出てくる。現時点でははっきりと申し上げられないが、iPhoneならではの位置づけを考えていきたい」としたほか、少量とみられている販売台数については、「現時点でどのようになるか分からない」と明言を避けた。

 セレモニーでは、同社CMに出演している綾野剛さんとブルゾンちえみさんもドコモショップに駆けつけた。新型iPhoneについて綾野さんは、「カメラが気になっている。もともと広角レンズと望遠レンズを搭載しているが、今回は広角ズームで、写真なら10倍、ビデオなら6倍ズームできる。そういったところも含めて、カメラの進化に置いて行かれないようにしたい」と期待を寄せたほか、ブルゾンちえみさんはワイヤレス充電が気になっているようで「置くだけで充電できる時代はとうとう来た。ケーブルの抜き差しは面倒で煩わしく思うため、早く試してみたい」とした。


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