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ハリポタ「ウィーズリー家の時計」が現代風に--居場所を針で示す「Eta Clock」

 魔法使いの世界を描いたファンタジー小説「ハリーポッター(ハリポタ)」には、「ウィーズリー家の時計」が登場する。主人公の親友であるロン・ウィーズリーの家で使われている柱時計なのだが、針で示される情報は時刻でない。家族それぞれの居場所が読み取れる便利なものだ。

 今回は、同じ機能を魔法でなく技術で実現させた時計「Eta Clock」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。


時刻でなく居場所を針で示す時計風スマートデバイス(出典:Kickstarter)

 Eta Clockは、針が6本ある点を除けば、見た目は普通の時計と変わらないスマートデバイス。12個設けられた表面のアイコンも、時刻を意味する数字に見える。しかし、針は家族の各メンバーを表し、アイコンは自宅や学校、職場などの場所を示す。つまり、針が指すアイコンで家族の居場所が分かる。デザインはシンプルな現代風だが、機能はウィーズリー家の時計そのもの。


針が指すアイコンで家族の居場所が分かる(出典:Kickstarter)

 使用するには、専用アプリをスマートフォンにインストールし、メンバー登録をしてよく行く場所を設定しておく。あとは、アプリがスマートフォンのGPSデータを使って居場所を把握し、随時サーバ経由でEta Clockへ情報を送信する。Eta Clockは、無線LAN(Wi-Fi)でインターネットに接続しており、受け取った情報にもとづいて針を動かす。

スマホのアプリがインターネット経由で居場所を時計へ送信(出典:Kickstarter)
スマホのアプリがインターネット経由で居場所を時計へ送信(出典:Kickstarter)

 居場所を示すアイコンは、自宅、友人宅、親類宅、職場、学校、事務、空港、病院に加え、外出中(国内)、外出中(国外)、移動中、迷子の12種類。ウィーズリー家の時計と異なり、「命が危ない」や「牢獄」はない。


「命が危ない」や「牢獄」のアイコンはない(出典:Kickstarter)

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月21日まで。目標金額の3万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間9月11日14時00分)で約2万3000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと40日ある。

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