配信したい瞬間さえあれば、難しい技術がわからなくてもライブ配信できるようにしたいと、YouTubeは考えている。
ライブ配信機能「YouTube Live」に対する米国時間9月5日のアップデートによって、コメントの管理が容易になり、遅延を抑えたストリーミングが可能になるほか、「iPhone」や「iPad」でのストリーミングが改良されるという。YouTube Liveの製品責任者を務めるKurt Wilms氏がブログで明らかにした。
YouTubeのアップデートにより、AppleのiPhoneとiPadからのストリーミングが容易になる。「YouTube Gaming」アプリを介して、一部のアプリからのライブ配信が既に可能だが、この機能が今回、メインのYouTubeアプリで利用できるようになり、携帯端末のマイクや前面カメラを使用して、音声や動画によるコメントをストリームに追加できるようになった。
配信内容に関わらず、遅延が抑えられる。つまり、動画が配信されてから視聴者がそのフィードを実際に視聴するまでの時間差が小さくなる。「超低遅延」とされるこの新機能によって時間差が抑えられるため、これまでよりも早く質問に答えたり、視聴者の反応を得たりすることができる。自分のライブ動画を視聴するユーザーとのリアルタイムインタラクションに、一歩近づいている。
また、チャット管理を目的とした複数の新しいツールが追加されている。1つは、alt/optionキーを長押しすることによって、チャットを一時停止してモデレーションする機能だ。他に、不適切なメッセージをチェックして承認待ちにする機能もある。ユーザーがどのようなものを確認が必要と考えるかを、システムが時間とともに学習するように設定することもできる。もう1つは、非表示のユーザーリストの共有だ。複数のモデレーターがコメントやライブチャット全体について、同じ非表示ユーザーリストを使うことができる。非表示ユーザーリストは、クリエーターがコメントを許可しないユーザーのリストだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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