巨大グモのタランチュラが絶えず近所を這い回っていたら、どんな気持ちがするだろうか。
確かに、このタランチュラはAmazonのドローンよりも静かかもしれない。そう、ロボットのタランチュラなのである。もっと正確に言えば、新しい「HEXA」ロボットだ。
実際のタランチュラの脚が8本であることは筆者も知っているが、HEXAの脚は6本しかない。
このロボットに関して重要なのは、それが純粋なオタク的楽しみのためのガジェットというよりプラットフォームであることだ。
HEXAを開発したのは、北京に拠点を置くVincrossだ。同社の開発担当者がYouTube動画で述べたところによると、スマートフォンによって制御されるこの機動的なクモ型ロボットは「現実世界向けの全地形対応ロボット」だという。
HEXAは簡単にプログラムできるので、開発者はVincrossの標準の開発者キットを使って、自分の望むあらゆることをHEXAにやらせることができる、と彼らは主張する。
人間とHEXAの組み合わせは「ドリームチーム」だ、と同社のウェブサイトはかなり直接的に表現している。
VincrossはKickstarterキャンペーンを展開している。このキャンペーンの目的は、単に10万ドルという比較的控えめな金額を調達することというより、HEXAを売り込むことのようだ。
もちろん、HEXA(小売価格は549ドル)が同社の主張通りの製品であるなら、HEXAは人間が怖くて行けないような危険地帯への進入に使われるだろう。同社のサイトは、そうした例として、火星での生命探索を挙げている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス