YouTubeの視聴数に応じて著作権料を支払い--NexToneが開始

藤井涼 (編集部) 飯塚 直2017年09月05日 16時59分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 音楽著作権管理会社のNexToneは9月4日、同社の管理作品についてYouTubeと包括的な利用許諾契約を締結したと発表した。著作権者に対する、公平・公正かつ透明性の高い使用料分配を目的としている。

 NexToneは、2016年2月にイーライセンスとジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)が統合して設立された音楽著作権管理会社。浜崎あゆみやEXILEなどエイベックスの楽曲のほか、Mr.Childrenやスピッツ、ゆずなど多数のアーティストの楽曲を管理している。

 今回の契約では、YouTubeのデータエクスチェンジに基づいた仕組みをNexToneが活用する。データエクスチェンジとは、著作権管理者から提供された作品情報に基づいて、YouTubeが透明性の高いシステム照合をするプロセスのこと。該当作品が投稿されると、その視聴数に応じてYouTubeから著作権使用料が支払われる。


データエクスチェンジを活用した著作権使用料支払いフロー

 NexToneは、同社が管理する作品と権利者のデータをYouTubeに提供。これにより、YouTubeはNexToneが管理する作品をより正確に識別したうえで、著作権料を支払うことが可能になるという。

 YouTubeの音楽部門総責任者であるリオ・コーエン氏は、「YouTubeは、アーティスト、音楽出版社、ソングライターが公平に保証されるよう力を注いでいる。NexToneがアーティストの長期的な経済的成功に向けた革新的な取り組みをYouTubeと行うことを大変嬉しく思う。今後も日本のアーティストの活動が、YouTubeを利用する月間15億人の世界中の視聴者に届くよう、NexToneと引き続き取り組めることを期待している」とコメントしている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加