ダイナミックな映像や仮想現実(VR)ゲームに没頭するには、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)が欠かせない。こうして得られる没入感は、ディスプレイの解像度が高く、画角が広いほど高まる。
そこで今回は、2.5Kディスプレイを2つ搭載するHMD「Cinera」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Cineraは、右目用と左目用のそれぞれに2560×1440ピクセルの2.5K画面を搭載するHMD。左右合わせると5Kディスプレイとなり、映画館の巨大なスクリーンが目の前に現れるようだという。前方66°の範囲に映像が表示され、高い没入感が得られる。さらに、2.5Kの解像度も没入感の向上に貢献するだろう。
大きな画面を搭載していることもあり、サイズは207.75×239×90.8mmと大きく、頭に装着し続けると疲れそうだ。そのため、開発チームは「Burden Free Arm」というアクセサリを用意した。Burden Free Armをテーブルなどに取り付けてCineraを顔の前にセッティングすることで、負担を感じず長い時間ビデオなどが楽しめる。
もちろんVRゲームがプレイできるよう、「FPV Head Mount」と呼ぶ装着用ホルダーも使える。Cineraは加速度センサなども内蔵しているので、顔の向きに反応するゲームの世界に入り込める。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間9月19日まで。記事執筆時点(日本時間9月5日17時)でキャンペーン期間は13日残っているが、すでに目標金額5万ドルの5倍近い約23万1000ドルの資金を集めている。
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