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ライブ直行バス内でアーティストの限定VR映像を配信--WILLERとKDDIが新サービス

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 WILLERとKDDIは8月31日、高速バスの移動中に楽しめるVRコンテンツサービス「ライブバス VR」を発表した。ライブ・イベント会場に直行する特別バスツアー「ライブバス」の車中において、対象アーティストの限定VR映像などを配信する。

ファンの熱気が高まる「ライブ会場直行バス」の中で限定VRを配信

 WILLERは「WILLER EXPRESS」のブランドで高速バス事業を展開。遠方のライブ・イベント会場へ足を運ぶために同社のサービスを利用する乗客は2016年実績で年60万人に達しており、2010年からはライブ会場に直行する特別ツアー「ライブバス」を運行している。この際、車内でアーティストグッズをプレゼントするなどの取り組みも実施しているという。

 ライブバス VRはこのサービスを拡充するもの。乗客1人に1つずつ段ボール製の簡易VRゴーグル「ハコスコ」が配布されるので、乗客は私物のスマートフォンを使って限定VR映像が視聴できる。なお、バス1台に1個の割合で高機能版ゴーグル「ハコスコDX2」も備え付ける。

 実際の映像は「ハコスコ」アプリを通じて配信される。同アプリの動作条件を満たした端末であればiOS/Androidを問わずVR映像が視聴可能だ。


KDDI ビジネスIoT企画部 部長の原田圭悟氏

 KDDIビジネスIoT企画部部長の原田圭悟氏からは、ライブバス VRの詳細が解説された。KDDIでは通信キャリアとして、電話・メール・ビデオチャットに次ぐ、新たなコミュニケーション手段としてVRが台頭する可能性に着目。「KDDI カラオケVR」などの商用サービスもすでに手がけている。

 原田氏は高速バス車内におけるVRの導入のメリットとして「ゆっくりと座って視聴できるので、VRの体験場所としては非常に適していると思う。また、同じ趣味のお客様が周りにいることで一体感を感じていただけるのではないか」と説明。移動中の隙間時間の活用にも有効だとアピールした。


バス車内でVRを体験するメリットとは

 WILLER代表取締役の村瀬茂高氏によれば、ライブバス VRをスタートさせたきっかけの1つは、顧客からの声だったという。「せっかくライブに直行で行くのだから、ファンが集まるバスの中で一緒に盛り上がりたいという声を多く頂いていた。バスの移動時間の中でなにができるのか考える中で、今の時代はコミュニティ(に注目した)。同じ目的を持った方々が情報を交換し、共感する──こんな事が実現しないか。ちょうどそのタイミングでKDDIからVRのアイデアを提案していただいた」としている。


WILLER代表取締役の村瀬茂高氏

DISH//登場、メンバーからVRで告白されて思わず……?


「DISH//」の皆さん

 ライブバス VRの第1弾は、5人組の男性ダンスロックバンド「DISH//」の2018年元旦ツアーに合わせて提供される予定。VR映像は実際にWILLER EXPRESSの車内で撮影されており、車中でメンバーの雑談に居合わせるような感覚が楽しめるという。全部で4つの映像を配信する予定で、中にはメンバーから“告白”されるものも。視聴料金は無料(ツアー代は別途必要)。

 撮影にあたってはVRならではの工夫も盛り込んだ。「女性が視聴することを想定して、撮影方法も工夫した。(被写体に)カメラを近づけ、目線の位置をやや低めにしている。録音もバイノーラルなので非常に臨場感がある」(原田氏)

 31日の発表会にはDISH//も登場した。メンバーの矢部昌暉さんは実際にVRゴーグルを装着して“告白”映像を体験。「これは本当にすごいい。(中略)バスの中で皆に聞かれないよう、わざとボソボソ声で『好きだよ』と言ってくれる。ドキッとする」と、思わず感動していたようだった。


告白VR映像を体験中の矢部昌暉さん(手前)

 WILLERでは2018年に約20件のライブ関連バスツアーを企画・開発する計画。なお村瀬氏は、ライブ関連以外の分野にもVRコンテンツを広げることが将来的に重要だとしている。

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