2016年10月の時点では、ソニーの「PlayStation VR」(PSVR)はVRヘッドセットの分野において、お買い得な選択肢に思えた(米国発売時の限定版バンドルは499ドル)。少なくとも、「Oculus Rift」や「HTC Vive」に比べると、そう思えた(当時の価格はそれぞれ599ドルと799ドル)。
今回、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは米国とカナダでの値下げを発表した。おそらく、PSVRを存続させることが狙いだろう。Facebook(Oculus VRを所有)とHTCはいずれもこの2カ月の間に、それぞれのハイエンドヘッドセットの価格を大幅に下げている。うわさによれば、PSVRの売り上げも鈍化している可能性があるという。
要点を先に言うと、米国時間2017年9月1日より、399ドルのPlayStation VRに、使用に必須の「PlayStation Camera」が同梱されるようになる。つまり、ユーザーはこれまでより60ドルほど安い価格でPSVRを利用できる。
VR内で手を伸ばして何かをつかむために、2つの「PlayStation Move」モーションコントローラを手に入れたい人もいるはずだ。それを含む完全なバンドルは449ドルで販売される。これは、ソニーがPSVRの最初の発売時に提供した499ドルの限定版バンドルに比べると、50ドル安い。
厳密に言えば、Oculus Riftと「Touch」コントローラのバンドルは現在399ドルのセール価格で購入可能だが、Facebookによると、そのバンドルの価格はセール終了後の2017年秋以降、499ドルに値上げされる予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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