バンナム、アニメ海外配信からの撤退報道を否定--「継続・強化」の方向へ

 バンダイナムコホールディングスは8月23日、同日付で日本経済新聞が報じた、同社が海外のアニメ配信事業から撤退するという記事に対して、「当社グループがアニメ海外配信から撤退するという事実はございません」とのコメントを発表した。

 報道では子会社のアニメコンソーシアムジャパン(ACJ)が運営するアニメ配信サイト「DAISUKI」の終了を報じ、動画配信市場における米国勢との激しい競争に生き残れなかったためと解説している。

 ACJは、日本のアニメコンテンツの海外向け動画配信やアニメ関連商品を取り扱うECサイトの運営を行う会社として、同社を含む複数社の共同出資により2014年11月に設立。海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)も出資を行っていた。2017年3月には、バンダイナムコホールディングス以外のACJへの出資会社14社から、保有するACJ株式の全てを取得し、完全子会社化していた。

 バンダイナムコホールディングスの発表では、ACJで行っている配信事業は終了することを認めながらも、「その他のグループ各社で行っている配信については今後も継続・強化していく」とコメント。2018年4月からの次期中期計画に向け、グループ内の複数の配信機能については、より効果的に相乗効果があがる方向で検討を行っていくとしている。

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