Teslaの「Model 3」は、利用時に鍵ではなくスマートデバイスを使用することから、同社は将来、カーシェアリングサービスの展開を計画しているとみられる。Teslaの最高経営責任者(CEO)Elon Musk氏も新しいツイートのなかで、この推測の正当性を示しているようだ。
Musk氏は米国時間8月20日、Teslaはいずれクラウドベースのドライバープロフィールを採用する予定だとツイートした。すべてのTesla車両からユーザー個人に特化した情報や設定にアクセスすることが可能となり、新車でもすぐにいつもの乗り心地が得られるという。
We are going to move all info and settings to the "cloud" (aka server) so any Tesla you drive in the world automatically adjusts to you
— Elon Musk (@elonmusk) 2017年8月20日
具体的な実現時期などについては言及していない。はっきりしているのは、Teslaが市場への投入を計画しているということだけで、それは明日かもしれないし、今から数年後かもしれない(明日よりは数年後のほうが可能性は高そうだが)。
Teslaがカーシェアリングサービスの構築を検討しているとすれば、ユーザープロフィールをクラウドに移動させることは素晴らしいアイデアだ。従来のキーに替えて近距離通信(NFC)システムを採用することもあり、Teslaをシェアする体験は、アプリを使ってカーシェアリングを予約し、キーの「コード」を瞬時に受け取るのと同じくらい簡単になるかもしれない。ユーザーが自身のプロフィールにアクセスするだけで、座席が自身に合った位置に調節され、お気に入りのラジオ局がダッシュボードの画面に表示されるようになることも想定される。
クラウドベースのユーザープロフィールは、すでに市販車に採用されつつある。例えばCadillacのインフォテイメントシステム「CUE」の最新版では、オンラインプロフィールを使ってナビゲーション情報や連絡先、お気に入りの設定を車両間で移動させられる。BMWの新しい「ConnectedDrive」サービスも同様だが、こちらはさらに「Microsoft Exchange」と「Skype for Business」を統合することで、ビジネス向けの生産性に重点を置いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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