Tesla Motorsが同社の自動車向けに自動運転技術を開発していること、そして、9月に発表予定の電気セミトラックを開発していることは、周知の事実だ。今回、Reutersが発見した電子メールによって、同社がそれら2つの取り組みを連携させる計画であることが明らかになった。それらの電子メールには、カリフォルニア州とネバダ州で行われる「隊列走行」テスト計画の概要が書かれている。
隊列走行とは、基本的に複数の車両(今回のケースでは大型トラック)がお互いに非常に近接して走行する走行隊形のことだ。「ロードトレイン」(自動車の隊列)という別名を耳にしたことのある人もいるかもしれない。空気力学的な効率が増すことも隊列走行の利点の1つである。後続車両は基本的にNASCARのレーシングカーのように前の車両のすぐ後ろを走行するからだ。しかし、それに自動運転の要素が加わることで、車両間の距離をさらに縮め、より多くの燃料を節約できる可能性もある。
自動運転による隊列走行では、先頭を走るトラック以外は人間のドライバーが不要なので、必要なドライバーの人数を減らして、さらにコストを削減することができる。全てのトラックに人間を配置する場合でも、自動運転による隊列走行は、後続車両のドライバーがハイウェイ走行中に休息をとることを可能にし、全体的なドライバーの注意力と安全性を高めることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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