インターネット企業などを傘下に置く持ち株会社のTencent Holdingsが17億8000万ドルを拠出し、米国の電気自動車メーカーTeslaの株式の5%を取得したという。米証券取引委員会(SEC)に提出された書類で明らかになった。
今回の発表の数日前、Teslaは、事業の規模拡大と3万5000ドルの「Model 3」を市場投入するための資金調達を計画していることを明らかにした。同社はその際、普通株とシニア転換社債の販売を通じて10億ドル以上を確保するとの見通しを示した。また、調達資金をバランスシートの強化と「Model 3の発売による事業の急速拡大に関係するリスクの低下」に活用するとしていた。
Teslaの最高経営責任者(CEO)、Elon Musk氏も2500万ドル分の普通株を取得することを計画していた。同氏は、Model 3の発売でTeslaの財務状況が「極限に近づく」と語った。さらにTeslaは2月、Model 3の発売に向けてソーラーパネルと電気自動車(EV)用バッテリの需要に対応するため、巨大工場を5カ所に建設する計画を発表していた。
Tencent Holdingsは今回の投資で、817万弱のTesla株を保有することになった。また、Bloombergによると、Tencent HoldingsはTeslaの5番目の株主になったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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