2日目は島村卯月役の大橋彩香さん、渋谷凛役の福原綾香さん、本田未央役の原紗友里さん、一ノ瀬志希役の藍原ことみさん、二宮飛鳥役の青木志貴さん、多田李衣菜役の青木瑠璃子さん、日野茜役の赤崎千夏さん(※)、早坂美玲役の朝井彩加さん、速水奏役の飯田友子さん、佐々木千枝役の今井麻夏さん、緒方智絵里役の大空直美さん、藤本里奈役の金子真由美さん、高森藍子役の金子有希さん、堀裕子役の鈴木絵理さん、宮本フレデリカ役の高野麻美さん(※)、輿水幸子役の竹達彩奈さん、難波笑美役の伊達朱里紗さん、五十嵐響子役の種崎敦美さん(※)、小日向美穂役の津田美波さん、松永涼役の千菅春香さん、櫻井桃華役の照井春佳さん、川島瑞樹役の東山奈央さん、上条春菜役の長島光那さん、向井拓海役の原優子さん、上田鈴帆役の春野ななみさん、星輝子役の松田颯水さん、大和亜季役の村中知さん、木村夏樹役の安野希世乃さん、城ヶ崎莉嘉役の山本希望さん、城ヶ崎美嘉役の佳村はるかさん、塩見周子役のルゥティンさんが出演した(※赤崎さんと種崎さんの崎の字はたつさき、高野さんの高の字ははしごだかが正式表記)。
ツアーの最終公演とあってか、冒頭ではレーザーによって「FINAL」の文字が大きく描かれ、いやがおうにも盛り上がる場内。それを受けてのオープニングナンバーとして、テレビアニメ主題歌「Shine!!」を31人がそろって歌い上げた。
その後もトークを交えながらソロ・ユニット曲が披露され、ステージだけではなく馬車も登場するといった大まかな流れは1日目と同じ。もっとも出演者が全く異なっているため、披露された曲の多くは違う楽曲ばかりとなっていた。
2日目においてSSA公演がアイマスライブ初出演というキャストはいなかったものの、“待ってました”と言えるのが赤崎さん。2014年に行われたファーストライブ以来の出演で、当時1ステージのみ披露した持ち歌「熱血乙女A」を、はるかに大きくなった会場で熱唱。演じる茜はとにかく“熱血”なアイドルでもあり、曲中では赤崎さんがステージを左右に走ったほか、トークでも茜と赤崎さんの境目が見えないほど熱く語り、場内を沸かせていた。
また竹達さんは、2016年の4thライブSSA公演で初出演を果たしたものの、当時は予告なく途中からサプライズとして登場した形だったため、出演者として事前に告知されたうえ冒頭から登場したのは今回が初めて。この日は幸子の独特なショートヘアを再現した髪型で登場し、ステージ上のキャスト陣からも完璧なビジュアルとして驚きの声が上がっていた。そしてソロ曲「To my darling...」を伸びやかに歌い上げていた。
DJぴにゃによるメドレーコーナーも、さまざまな夢の組み合わせで大興奮。そんななかでも、それまで曲に合わせてノリノリで動いていたDJぴにゃが、「お嫁さんにしたいアイドルNo.1による『エヴリデイドリーム』」と題して種崎さんが歌っているときは、その姿を微動だにせずじっと見つめ、さらに間奏部分では種崎さんもじっと見つめ返すという、どこかシュールな雰囲気で笑いを誘い、DJぴにゃの存在感が強く出ていた一幕もあった。
そして特に歓声が大きかったのは、シンデレラガールズの中心的なユニットでもある「new generations」の大橋さん、福原さん、原紗友里さんによる「Trancing Pulse」。この曲はTriad Primusの持ち歌として高い人気を誇っているほか、福原さん演じる凛は両方のユニットに所属しているという背景もあり、1日目に松井さんがNever say neverを歌ったことに応える形にもなっていた。そして福原さんが奈緒と加蓮に向けてメッセージを送りつつ3人が歌い上げると、さらなる歓声が沸き上がっていた。
終盤は、ユニットのオリジナルメンバーが初めて顔をそろえた形での楽曲披露が立て続けに行われた。「ピンクチェックスクール」の大橋さん、種崎さん、津田さんによる「ラブレター」では、津田さんが3人そろったことに人一倍感激していた様子。「ポジティブパッション」の原紗友里さん、赤崎さん、金子さんによる「情熱ファンファンファーレ」を元気いっぱいに歌い上げたのに続き、「LiPPS」の藍原さん、飯田さん、高野さん、佳村さん、ルゥさんによる「Tulip」では、細かいアクセサリーもキャスト自ら作って臨んだことを明かし、喜びに浸っていた。
さらに「炎陣」の金子さん、千菅さん、原優子さん、村中さん、安野さんによる「純情Midnight伝説」では、過去にそろったことはあったものの、曲の冒頭から5人そろった状態なのは初めてであり、それぞれに口上を言いながら登場できたことに満足げな様子。そしてソロ・ユニット曲としては最後となった「サマプリ」の赤崎さん、鈴木さん、伊達さん、東山さん、春野さんが、夏にふさわしい「サマカニ!!」を披露。これ以上はないと思えるぐらいに盛り上がりながら締めくった。
このほか、「∀NSWER」を披露した「インディヴィジュアルズ」の朝井さんと松田さんからは、この日は不在だった乃々の3Dモデルとの披露となったことから、高橋さんと3人がそろうときまでユニット名を名乗るのをとっておくといった熱い気持ちが聞かれる一幕もあった。
この日印象的だったシーンのひとつとしては、大橋さん、福原さん、原紗友里さん、青木瑠璃子さん、佳村さんによる「Treasure☆」の披露。多様なジャンルがある楽曲のなかでもミュージカル調の強く、航海の様子を描いた楽曲。演技を交えながら歌う光景は、ライブ映えする曲と感じたところだ。そしてこの曲は、関連ウェブラジオ2番組のコラボによって生まれたという背景があり、5人が作詞したという側面もある。今回のライブではセンターとして大橋さんが立ちnew generationsの3人もそろっていたが、強く目立つようなライブ展開ではなかった。裏を返せば“みんなが主役”といえるステージでもあるのだが、アイドルたちにボイスが付くようになってからのリアルな展開を初期からけん引していた5人であるのは間違いのないところで、積み重ねの象徴ともいえる曲が大舞台で披露されたこと、そして5人が終演時に退場する際、最後にそろってあいさつを行ったのも、どこか感慨深いものがあった。
そしてもうひとつ、最後のあいさつのなかでは東山さんがユニット「ブルーナポレオン」について言及したことも触れておきたい。この日はメドレーの中で「ブルーナポレオンによる『Nation Blue』」と題し、今井さんと長島さんとともに披露したのだが、ユニットのメンバーには松本沙理奈と荒木比奈という、まだボイスがついていないアイドルも存在している。東山さんはサマプリが5人そろった喜びを語るとともに、次の夢としてブルーナポレオンがそろうことを語ると大きな歓声が沸き上がっていた。ほかにも青木瑠璃子さんが、ボイスの付いていないアイドルも含めていろんな奇跡を見せていきたいと語っていたこともあり、ステージの登壇やボイスの有無を問わず、すべてのアイドルが“シンデレラ”であり、彼女たちを含めてシンデレラガールズの奇跡が紡がれていると思えた次第だ。
今後の展開についても発表された。ゲーム関連では、シンデレラガールズVRのEDITモードにYes! Party Time!!が追加されることや、スマホゲーム「スーパーロボット大戦X-Ω」に期間限定で諸星きらり、上条春菜、双葉杏が参戦する。周辺展開では6周年記念イベントとなる「アイドルマスター シンデレラガールズ 6th Anniversary Memorial Party」を11月19日に開催するほか、テレビアニメ「シンデレラガールズ劇場」第2期の2017年10月放送開始や、2018年3月3日と4日に、舞浜アンフィシアターにてトーク&ライブイベントの開催を告知した。
そしてもうひとつ大きな発表となったのは、6thライブの2018年開催。会場は明言されたかったものの“単独ドーム公演”と予告している。アイマスシリーズにおけるドーム公演は過去に一度、2015年にシリーズ10周年を記念して西武プリンスドーム(現メットライフドーム)にて開催。そこでもシンデレラガールズのメンバーは出演していたが、単独という形では初めてとなる。どのような会場で魔法と笑顔にあふれたステージが展開されるのか、先のことではあるが今から心待ちにしたい。
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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