Qualcommが米国時間8月16日、オランダに本拠を置く機械学習の新興企業、Scyferを買収すると発表した。Scyferは製造、ヘルスケア、金融といった業界で、企業向けの人工知能(AI)の開発に取り組んできた。
Qualcommのテクノロジ担当エグゼクティブバイスプレジデント、Matt Grob氏は声明で、「われわれは10年前に基礎的なリサーチを開始し、今では当社の現行製品はコンピュータビジョンと自然言語処理からマルウェア検知まで、さまざまなデバイスで多くのAIのユースケースを支援している」と述べた。同氏はさらに、「ワイヤレス接続、パワーマネジメント、写真技術のためのAIなど、より広範なトピックに関しても研究を進めている」としている。
また、Qualcommは同日、Scyfer買収の発表のほかに、同社の将来に向けたビジョンを提示した。これによると、同社はAIによってデバイス、自動車、機械がさらにインテリジェントになる世界を思い描いているという。Qualcommはクラウドに焦点を合わせるのではなく、ネットワークやWi-Fiへの接続の有無に関係なく機能する機械学習を志向するとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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