Qualcommは今後「Snapdragon」ブランドを上位のプロセッサのみに適用し、200シリーズのプロセッサを新しい「Qualcomm Mobile」ブランドに分類すると発表した。ブランドの価値を区別することが目的だ。また、プロセッサというブランディングをやめて今後は「プラットフォーム」とする。
Qualcommはブログの記事のなかで、「今後は、プレミアムなモバイルプラットフォームのみがSnapdragonブランドを維持し、200シリーズのプロセッサは新しいQualcomm Mobileブランドに分類される」とした。
「200シリーズのモバイルプラットフォームを新しいQualcomm Mobileブランドに移すことで、当社の主力製品であり、ハイエンドでプレミアムなモバイル体験をもたらすプラットフォームのSnapdragonと、エントリーレベルで大量販売型のソリューションを区別する効果が見込めると考えている。目的は、顧客にとってより分かりやすく、察しやすいものにすることだ」(Qualcomm)
また、Qualcommは、今後、同社のプロセッサを「プラットフォーム」と呼ぶという。
Qualcommによると、今回のブランド名の改称により、同社チップの総合的な価値を示すだけでなく、モバイル端末から、コネクテッドカー、モバイルPC、サーバ、モノのインターネット(IoT)、ウェアラブル端末、ドローン、仮想現実(VR)、そして拡張現実(AR)などの分野に進出したことを示す効果があるという。
「プロセッサというワードは実際のテクノロジを、そして、大勢のQualcommのイノベーターたちが取り組んできたソリューションを説明する表現として不適切だ」とQualcommは述べている。
「Snapdragonは単なる1つの部品でも、1点のシリコンでも、大勢の人々がCPUと誤って解釈しているアイテムでもなく、ハードウェア、ソフトウェア、そしてサービスで構成されるテクノロジの集まりであり、『プロセッサ』の一言では伝えきれない」という。
「そのためQualcommはSnapdragonをプロセッサではなく『プラットフォーム』と呼び、用語を明確化した」(同社)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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