HMD Globalは、Nokiaブランドの携帯電話の開発とマーケティングを行う計画のもと、2016年12月にフィンランドで設立された企業だ。そのHMD Globalがロンドンで現地時間8月16日、初のフラグシップ機となるスマートフォン「Nokia 8」を発表した。
今回発表された新機種のNokia 8は、最新のハイエンド仕様、他の機種にはない複数の機能、さらには速やかなソフトウェアアップデートと定期的なセキュリティ更新によるピュアなAndroid体験を備えた、正真正銘のフラグシップAndroid端末だ。メーカー希望小売価格は599ユーロで、発売予定時期は9月とされている。
HMD GlobalはNokia 8のほかにはない特徴として、ZEISSの光学技術、「Dual-Sight」を用いた撮影と共有、そして先進的な「Nokia OZO Audio」の3つを前面に押し出している。
ZEISSとの提携は現地時間7月6日に発表されたもので、これにより、今後のNokia製品に高度なカメラ機能が確保されることになった。Nokia 8のフロントカメラとリアカメラは、ZEISSの光学部門と共同で開発されている。
また、新技術のDual-Sightでは、フロントとリアのカメラを同時に使って「Bothie」を撮影できる。Bothieとは、前面のカメラから見える周囲のみを撮影する自撮り写真ではなく、前と後ろ、両方(both)の様子を撮影した写真を指すHMD Globalの用語だ。このDual-Sightでは、ライブストリームサービス経由で写真や動画を共有できる。これにより、撮影者が写っている場面と写っていない場面のどちらかだけではなく、その場の様子を丸ごと共有することができる。
Nokia OZO Audioは、3つのマイクとNokiaの音響アルゴリズムを用いて、360度の空間サラウンドサウンドを収録可能なオーディオ機能だ。先進のオーディオエンコーディングによって、OZO Audioを搭載しないデバイスで再生しても、再現度の高いサウンドでこの機能を体験することができる。
充電ポートはUSB Type-Cで、ヘッドホンジャックを搭載する。本体色はPolished Blue、Polished Copper、Tempered Blue、Steelの4色が用意されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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