8月8日〜8月14日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
「例年通り」という予測が正しければ、いよいよ次期iPhoneの姿を目にするまで1カ月を切るタイミングとなった。iPhone発売の初速を2017年第4四半期決算に含めるなら、発売日はおそらく9月22日と予測でき、そこから逆算すると予約開始が9月15日、発表は遅くとも9月12日あたりとなる。
奇妙なことに、Appleは日本でのキャンペーンで、その付近の日付のヒントを与えてくれている。先週、8月11日に開始となったAppleのiPhoneへの乗り換えキャンペーン「ケータイスイッチ」の終了日が、何の偶然か9月12日なのだ。
この日付は日本時間であることから、米国時間では9月11日。少なくとも、このキャンペーン中の新型iPhone発表はない、と考えるのが自然ではないだろうか。裏を返せば、最も早い発表で、日本時間9月13日午前2時、という日付が浮かび上がってくる。
iPhone値引きの施策は、iPhone 7モデル末期の最後の一押し、という印象を受ける。フィーチャーフォンの下取りは6000円に、他社製スマートフォンの買い取り価格も、査定価格より5000円増額される。そのため、格安スマホを使っているユーザーにとっても、魅力的なキャンペーンとなる。
「安いなら」とケータイから乗り換えるユーザーにとって、キャンペーン終了の翌日未明に新モデルが登場しても、さほど気にしないのではないかと考えられるからだ。
現状、新型iPhoneがどういう構成で登場するのかについては、依然として議論の余地が残されている。既存の4.7インチ、5.5インチの2つのサイズ構成のiPhone2機種に加えて、最上位機種として1000ドルを上回るとも言われる有機ELパネルを採用したiPhoneが登場するという3モデル体制となる見方。あるいは大型モデルを有機ELモデルとして、2モデル体制を維持する見方だ。
Appleの主要委託製造企業であるFoxconnは、2機種しか作っていないとも言われている一方で、4.7インチモデルのベーシックなiPhoneは良いとして、5.5インチのPlusモデルよりも、使用可能な画面面積が5.05インチになるとみられる有機ELパネルを採用するモデルは「(有効な)画面サイズの縮小」となってしまう。
そのため、有機ELモデルがPlusモデルを代替する存在として置き換えるかどうか疑問も残る。
「iPhone 8」はどうなる?--デザイン&スペック予想(8/10)Appleは、写真共有SNSのInstagramにアカウントを開設した。これまで街頭広告で展開してきたiPhoneで撮影した写真を意味する「#ShotoniPhone」ハッシュタグを用いて、iPhoneで撮影された写真を紹介したり、iPhoneでの撮影術などを共有したりしていくものとみられる。
Appleは既にウェブサイトやYouTubeで、iPhoneの撮影術を公開してきた。Instagramアカウントもその延長として、iPhoneのカメラの活用に関する情報発信、ユーザーとのコミュニケーションに使っていくのだろう。
Appleはこれまで秘密主義で、非常に限られた情報提供の手段しか与えてこなかった。しかしTim Cook体制になってから、変化が大きい。
まず、Appleのウェブサイトにはプレスリリースや新製品の情報とともに日々のニュースを伝える「Newsroom」のコーナーが用意された。役員の訪問先やApple Storeの新店舗情報など、プレス以外の読者に対しても情報を提供している。
加えて、役員がTwitterアカウントではさまざまな発言をする要因あった。もちろんAppleに関してはすでに公開されている情報のツイートが中心だが、その他の個人的な興味や、人権問題や多くの犠牲者が出た事件といった、世の中の重大な関心事に対してのコメントも出されるようになった。
またiTunesやiBooksなどのデジタルコンテンツを販売するストアはそれぞれSNSアカウントを開設しており、教育部門も同様のソーシャルメディアキャンペーンを展開している。
アップル、Instagramの公式アカウントを開設--フォロワー急増中(8/8)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?