スタディプラス、先生向け学習管理ツールに新機能--タイムラインやカルテ

 スタディプラスは8月7日、教育事業者向け学習管理ツール「Studyplus for School」をリニューアルし、4つの新機能を提供すると発表した。

 Studyplus for Schoolは、学習管理SNS「Studyplus」の教育事業者向けの学習管理パッケージ。教育事業者は分析ツールや管理画面を使って、生徒がスマホで記録した学習内容を把握できるようになり、その情報を分析して授業や面談に活用できる。


 新たに提供する4つの機能は、昨日の学習記録を残した生徒数、昨日の面談数など、校舎運営に関わる数値をトップページで一見して把握できるようなる「ダッシュボード機能」。校舎の生徒の学習履歴をタイムライン形式で表示し、職員が生徒の学習履歴にいいね!やコメントなどリアクションを送信できる「タイムライン機能」。

 そして、学習目標を設定し実績を達成率で閲覧できるようになる「プランニング機能」。面談履歴などの生徒に関する情報を登録し、職員間で情報共有できる「カルテ機能」。これらにより、生徒はスマホで講師といつでもどこでもリアルタイムにコミュニケーションを取れるようになるとしている。

 従来、学習塾は生徒の教室外での学習進捗と実態を、紙ベースのアナログな方法で把握できず、結果的に生徒の学習計画を支援する機会が限られていた。また、昨今の人材不足により、塾講師の負担が年々増加傾向にあるほか、中高生のスマホ普及率の高まりとともに、新しい学習支援の形が求められていると同社では説明する。

 今回のリニューアルにより、塾はPDCA型の学習サポートの仕組みを構築できるようになり、先生が毎日、生徒の学習記録1つ1つに、いいねやコメントによるフィードバックをできるようになった。導入校舎では、生徒の自宅学習のフィードバックを日次で行うことが定着しており、毎日のフィードバック率は10%から90%と大幅に向上したという。

 また、学研スタディエが運営する学習塾「G-ALCS(ジーアルクス)」において、2016年9月から一部のコース・生徒に対してStudyplus for Schoolを導入。その結果、生徒の自習に関して、それまで面談時の定性的な申告に基づいていた管理が面談前に定量的に把握できるようになり、学習指導の質が大きく向上したという。この結果を受け、全校・全生徒への本格導入を決定したとしている。

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