SBPS、携帯番号と氏名でユーザーに支払える「支払代行サービス」--ハードオフが採用

 ソフトバンク・ペイメント・サービスは8月1日、ソフトバンク、NTTドコモ、KDDI(au)が提供するサービスの利用者に対して、携帯電話番号と氏名だけで、企業から支払い(チャージ)ができる決済サービス「支払代行サービス」を8月2日より提供開始すると発表した。

 なお、通信各社が提供するサービスの利用者への支払い(チャージ)に対応した決済サービスの提供は、決済業界初だという。

 なお、ソフトバンク利用者は「ソフトバンクカード」、NTTドコモ利用者は「ドコモ口座」、au利用者は 「au WALLET プリペイドカード」への契約が必要。また、「ソフトバンクカード」「ドコモ口座」「au WALLET プリペイドカード」への支払い(チャージ)を希望する場合は、支払い先の携帯電話番号と携帯電話回線名義(カナ)を支払元企業へとあらかじめ申告する必要がある。


 同社によると、企業から個人への支払いは金融機関口座への振り込みが一般的だが、近年ネットオークションやオンライン上のフリーマーケットの販売代金、クラウドソーシングの報酬など、企業から個人への支払いに多様なニーズが生まれており、時間を問わず、かつ安価に支払える方法が求められていたという。

 支払代行サービスを導入すると企業は、支払い先の金融機関口座番号を保持する必要がなく、24時間365日いつでも支払い指示が行えるため、顧客管理や支払い業務などの煩雑な事務手続きを簡略化できるようになる。

 また、事業者は、通信各社が提供するサービスの利用者への支払い(チャージ)に加え、金融機関口座への支払いもあわせて導入できる。


 なお、同サービスの提供開始にあわせ、ハードオフコーポレーションが展開する宅配買い取りに、同サービスの導入が決定している。これにより、全国297店舗の直営店(「ハードオフ」「オフハウス」「ホビーオフ」「ガレージオフ」の直営店舗)を対象に、同サービスが利用できるようになる。

 同社によると、同サービスの導入により、商品の査定後速やかに買い取り代金の支払いが行えるため、支払い手続きの簡略化と利便性の向上が可能だという。

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