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2万人規模のリアルイベント「Pokemon GO Fest シカゴ」開催--通信障害でブーイングも

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Fest会場に用意されたゲート。7月22日という日付は偶然にも日本のローンチ日と同じである。

Fest会場に用意されたゲート。7月22日という日付は偶然にも日本のローンチ日と同じである。

 スマートフォン向け位置情報ゲーム「Pokemon GO」がサービス開始から1年を迎えたのにあわせ、世界各国で開催されるリアルワールドイベントの中でも最大規模となる「Pokemon GO Fest シカゴ」が、米国イリノイ州シカゴ市内にあるグラントパークで現地時間の7月22日に開催された。Pokemon GOで初めてのリアルワールドイベントだ。

 世界各地から2万人のトレーナーが集まり、赤(ヴァーラー)、青(ミスティック)、黄(インスティンクト)の各チームで、一定時間内に捕まえたポケモンの数を競い合う。NianticがPokemon GOの前にリリースしている「Ingress(イングレス)」のリアルワールドイベント「アノマリー」と基本的に似ているが、チームでのポータルの攻略が目的のIngressに対し、Pokemon GOでは会場内に、参加者だけが見えるスペシャルポケストップやジムが設置され、レアポケモンやオリジナルアイテムを手に入れるのをはじめ、定期的に開催されるレイドバトルを楽しむ。

 他にも参加者だけのさまざまな特典が用意されており、20ドルで発売されたチケットはたった30分で完売。また、主催のNianticから開催直前に、全世界のトレーナーが協力する「グローバルチャレンジ」の開催や、「伝説のポケモン」の登場がアナウンスされ、イベントへの期待は大きく高まっていた。

 会場はトレーナーたちが思う存分プレイできる広さが用意されていたが、残念ながらインターネット回線の方はそうではなかったようだ。入場受付から約1時間ほどで回線障害がおきはじめ、多くのプレイヤーがログインできなくなるなど、アプリも頻繁に落ちるようになった。本当ならばお祝いムードに包まれるはずだったオープニングのステージイベントでは、登場したNianticのジョン・ハンケCEOに向かって一部のトレーナーが「おれたちにプレイをさせろ!」とブーイングしはじめ、微妙な空気に包まれた。

 Niantic側は早々に回線障害を認め、対策すること発表した。しかし、全体的に状況が大きく回復することはなく、結局、参加者全員に対し、入場料の全額返金と100ドル相当のポケコインの配布、会場から半径2マイル圏内で会場内に登場するはずだったレアポケモンやアイテムを24日まで出現させ、さらに伝説のポケモン「ルギア」も配布すると発表した。

 ただし、会場内を見る限りではトレーナーすべてに障害が起きているわけではなかったようだ。捕まえたポケモンの数を競うイベントが実施できていることは、チームラウンジ内のディスプレイでも確認できていた。また、Fest参加者が一定数以上のポケモンを捕まえることが条件だったグローバルチャレンジはクリアされており、全世界のトレーナーに特別ボーナスが開放されることも発表されている。

 Pokemon GOのようなリアルワールドと連動する世界規模のゲームはまだ少ないが、Ingressで培ってきた経験をさらに活かし、ネットワークなどさまざまなインフラも含めて、2万人規模のイベントをどう運営するかはNianticの今後の課題かもしれない。今回のシカゴに続いて、まもなく日本(横浜市のみなとみらい地区)やヨーロッパでは街型のリアルワールドイベントが開催されることが決まっている。

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