東京ジョイポリスの“VR空間を自分の足で歩く”「ZERO LATENCY VR」第2弾を体験

 CAセガジョイポリスが運営する屋内型テーマパーク「東京ジョイポリス」のVRアトラクション「ZERO LATENCY VR」は、7月15日から新作コンテンツ「SINGULARITY」(シンギュラリティ)を導入した。

 ZERO LATENCY VRは、オーストラリアに拠点を持つゼロ・レイテンシーが開発したVRアトラクション。プレーヤーが能動的に動くことができるフリーロームであることと、6人同時プレイが可能なことが特徴となっている。2016年7月に導入され、ホラーシューティング「ZOMBIE SURVIVAL」をプレイできた(7月9日に終了)。今回のSINGULARITYは第2弾コンテンツとなる。利用料は1800円もしくは2000円(それぞれ税込)で、利用する日によって異なる。また、別途東京ジョイポリスへの入場料が必要。事前予約制となっており、特設サイトから申し込みができる。

 SINGULARITYではプレーヤーが特殊部隊「ブラックチーム」の一員となり、調査のため宇宙ステーションの内部に潜入。そして彼らを侵入者と見なした人型ロボットやドローンが攻撃を加えてくるなか、銃で倒しながら進んでいくというもの。ちなみに物語としては、人工知能(AI)が発展した未来に起こりうる可能性を示した奥深いものになっているという。

 ブリーフィングを経て小型のPCが入った約4kgのバックパックを背負い、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)型のVRデバイスとヘッドホンを装着。約2kgほどの銃を手にして専用ルームに入るといったあたりはZOMBIE SURVIVALと変わらない。ヘッドホンにはマイクが付いているので、他のプレーヤーと会話することもできる。

 支給される銃はボタンによって4タイプに切り替わり、それぞれ威力や得点が異なる。またプレーヤーには利き腕にシールドが装着され、銃を横向きに構えることで敵の弾などを防ぐことができる。敵から攻撃を受け続けると一時的にプレイが不可能な状態になるが、一定時間で復帰できる。

  • 壁に並べられている、VR空間に入るための機器

  • 敵を撃つために必要な銃

  • VR空間となるプレイフィールド。6人が自由に動き回れる広さがある

 ZOMBIE SURVIVALでは、あらゆるところから出現するゾンビたちの進入を防ぐという内容だったが、本作では“探索型”となっており、宇宙ステーションの内部を自分の足で歩きながら進んでいくのが特徴。また高所にある細いブリッジを歩いたり、本来であれば登れないような傾斜を歩くといったVRならではのシチュエーションも用意されている。

プレイしているプレーヤーが見ているVR空間の様子
プレイしているプレーヤーが見ているVR空間の様子

 なお準備段階でプレーヤーネームのほか、メールアドレスの入力も求められる。ゲームが終了すると、そのゲームの結果が送られてくる仕組みで、自身だけではなくチーム全体の細かい成績が閲覧できるようになっている。

 宇宙ステーションが舞台ということもあり、狭い通路を歩いて進んでいくだけに、死角となっている先に敵がいるのではないか……とか、また敵は人型ロボットのほかにドローンタイプのロボットもあり、開けた場所では上空も気にする必要もあるなど、常に警戒心がつきまとうというドキドキ感は高い。また途中には二手に別れて進むというシチュエーションがあり、より危機感を持つような場面も。必然的にマイクでのコミュニケーションを取ったりすることもあるなど、よりミッションを遂行している気分になれる。銃の使い分けなど攻略要素もあり、より深く楽しめるコンテンツと感じた次第だ。

発表イベントに登壇した超特急のみなさん
発表イベントに登壇した超特急のみなさん

 なお東京ジョイポリスでは、このSINGULARITYのほか、新アトラクションとして立体視を活用した3Dギミックシアター「妖屋敷~大江戸百鬼夜行奇譚」を7月21日に、インタラクティブシューティングシアター「Pirate's Plunder~ブラッディモーガンの宝~」を7月1日にそれぞれ導入。また7月20日から10月22日まで、アーティスト「超特急」とのコラボレーションイベント「超特急 in JOYPOLIS ~特急ジョイポリ号に乗車せよ!~」を開催するなど、夏休み期間に向けて盛り上げを図るとしている。

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