Microsoftは、大幅刷新した「Skype」がユーザーに不評であることを受けて、ユーザーからの意見を取り入れることにした。
同社は米国時間7月13日、6月にSkypeを大幅刷新して以来初となるアップデートをリリースした。Skypeは6月、「WhatsApp」「Facebook Messenger」「Snapchat」などのメッセージアプリに似たデザインに刷新されていた。
Microsoftはこれを、Skype史上最高のバージョンとしていたが、「iOS」と「Android」の多くのユーザーには不評だった。連絡先がオンラインかどうかを確認できるステータス表示など、以前あった機能がなくなっていることがその主な理由だ。
MicrosoftのSkypeコミュニティーフォーラムには、同アプリに関する不満が多数寄せられており、米国向けApp Storeでは、Skypeの全体的は評価は星4.5であるのに対し、新バージョンの評価はわずか星1.5となっていた。Google Playでも似たような評価だった。
「連絡可否を示す機能を削除したのは、悪い判断だ。大きなアニメーション絵文字をオフにする機能を削除したのは、悪い判断だ。表示形式は最悪だ。メッセージ内でEnterキーが押せなくなった。Skypeのデスクトップ版もこれだけ改悪されるならば、正式に『Discord』に移行する」と書き込んだあるSkypeユーザーのスレッドには、数百件もの返信が寄せられている。
Microsoftは先週のブログ記事で、「大きな変更」となった今回のバージョンに対してSkypeユーザーから「多数の有益なフィードバック」が寄せられたとし、その批判の一部にどのように対応しているかを大まかに説明した。
近い将来、ホーム画面上の連絡先のステータス表示と、Skypeチャットの中で他のアプリからのコンテンツを共有する機能を復活させる予定だという。
今回のアップデートではその他に、連絡先と会話を削除する機能が修正されており、通話中に他のアプリを使用可能としたほか、通知が修正されている。
モバイルアプリの修正に加えて、「Windows 10」のSkypeも更新された。新しいSkypeでは、上位にある最近の会話から新しい会話を開始し、プロフィールを表示し、ダイヤルパッドを開くことができる。
また、「Windows」共有チャームを使用して、ファイル、動画、写真、リンクを共有できるようになった。メッセージやビデオに即座に応答するための新しい絵文字リアクション機能も追加されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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