次期iPhoneのセキュリティ機能の要は3D顔面認証か--Appleニュース一気読み

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 Appleが9月に発表するとみられる次期「iPhone」について、これまでも有機ELパネルが採用され、ホームボタンがなくなる、といったうわさがたち、さまざまな角度から補強されてきた。

 ホームボタンに備わっていた指紋センサ「Touch ID」の搭載について、ディスプレイ内で実現する、あるいは背面に移動するなど、さまざまなアイデアが話題に上っていた。しかし7月3日にBloombergが伝えた記事では、いずれでもない「非搭載」という選択肢があり得るという。

 Touch IDは、ロック解除、App Storeでの購入、アプリのセキュリティ、そしてモバイル決済のApple Payで使われる、非常に高速な生体認証セキュリティシステムだ。iPhone 5sで搭載され、iPhone 6sで高速化が進み、その後iPad、MacBook Proにも搭載され、今後もApple製品広範にわたって採用される仕組みになるかに思われた。

 しかしBloombergによれば、前述のように実装について困難がある指紋認証の代わりに、3D顔面認証を指紋認証の代替として強固なセキュリティシステムを維持しようとしているという。

 Appleは2月に、イスラエルの新興企業、RealFaceを買収しており、またLG Innotekとともに世界初の3D顔面認証カメラに取り組んでいるという報道がなされてきた。

 iOS 11では、通知画面が再デザインされ、ロック画面と共通のインターフェースとなった。つまり、ロック画面を意識させない仕様となっており、特別な操作なく、その人が端末の前に入れば、ロック解除された状態を作り出しても違和感がない仕組みに変更されている。

次期「iPhone」は3D顔認証に対応、Touch ID非搭載--米報道(7/5)

iPhoneが10年で変えたこと

 CNETでは、iPhone10周年を記念して、iPhoneがもたらした変化を10項目挙げている。ただ、日本人からすれば、「それはiPhoneではなく、iPhone以前からケータイが変えてきたことだろう」と考えるかもしれない。

 日本のケータイは、「ガラケー」として揶揄され、iPhoneのようなグローバルでの成功に対してネガティブな意味合いが込められるようになった。ただし、iPhoneの変化が日本人にとって新しいものではない、という認識も重要だと考えている。

 例えば、iPhoneにモバイル決済機能が入ったのは、iPhone 6を発表した2014年のことだった。日本ではその何年前からおサイフケータイがスタートしていただろうか。実は2004年には、日本でおサイフケータイが発売されていた。また、今でこそ世界共通語となっている絵文字は1999年のiモード対応端末で利用されていた。

 ただ、これらを世界のトレンドへと押し上げているのは、いずれもiPhoneやiOSが担っていたことだった。つまり、日本のガラーケのサービスや文化をグローバル化していた存在がiPhone、という見方をすることもできるのだ。

初代「iPhone」発売から10年--生活にもたらした10の大きな変化(7/7)

QualcommとAppleの係争は、iPhoneなどの販売差し止め請求へ発展

 Appleが新たにQualcommに対して訴訟を起こしたニュースには触れたが、今度はQualcommがこれへの対抗措置として、6件の特許を侵害しているとして、iPhoneなどの米国への輸入差し止め求める裁判を起こしている。

 Appleは、Qualcommが、特許ライセンスとチップの販売をセットにしている点について、同じ特許による収益を2重撮りしており、Appleや業界にとって損害を与えていると主張している。

 これに対してQualcommは、今回の新たな訴えで主張する6件の特許について、それぞれ別の技術によって成立している点と、これらがiPhoneにとって欠かせない技術である点を主張している。

 米国では、Qualcommのビジネスモデルに対して、反競争的だとして米国のFTCが訴えを起こしている。また、中国や韓国では、Qualcommのビジネスモデルに対して、課徴金が課されてきた。その視点からすると、Qualcommの旗色はさほど良くない。

 ただ裁判となり、Qualcommの主張が部分的にでも認められるようになると、中国で製造しているiPhoneを米国に輸入できなくなる可能性がある。

 このことを快く思うと考えられるのはトランプ大統領だ。米国内でのiPhone製造が、米国第一主義の「わかりやすいゴール」と公言するトランプ大統領が、Qualcommを後押しするかもしれない。

クアルコム、「iPhone」などの輸入と販売の差し止めを要求(7/7)

iOS 11の新機能を解説

 AppleがWWDC 2017で披露したiOS 11について、その注目の新機能を解説し、筆者が原稿を担当している。まずは、カメラの写真やビデオのフォーマットの変更とそのメリットについて。そして、Appleが披露したスマートスピーカ、HomePodの狙い所についてまとめている。

iOS 11に見るカメラ機能の進化--新コーデックHEIF、HEVCのメリットとは(7/8)
Appleのスマートホーム戦略--HomePodを入り口に(7/10)
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