中国検索大手の百度(バイドゥ)が、シアトルに拠点を置くスタートアップの買収、米国のチップメーカーNVIDIAとの提携によって、AIへの取り組みを拡大させている。
バイドゥが買収するのは、「ChatFlow」と呼ばれるチャットボットエンジンや、「Snowboy」というカスタマイズ可能なホットワード検出プラットフォームの開発元であるKITT.AIだ。これらのプラットフォームは、スマートフォンアプリやスピーカ、電化製品、チャットボットに搭載されており、KITT.AIが黒字を達成できるだけの売り上げをもたらしているという。
KITT.AIの共同創業者のXuchen Yao氏がブログ投稿で述べたところによると、バイドゥに加わることで、3人で始めたこのスタートアップは、機械学習や自然言語処理テクノロジを製品に使う、より多くの開発者にKITT.AIのテクノロジを提供できるようになるという。
NVIDIAとの提携については、両社はAI研究を共同で行うことを計画している。バイドゥはNVIDIAのサーバハードウェアの一部をデータセンターにデプロイし、深層学習プラットフォームと会話型AIシステムの進化や、画像や音声テキスト、動画に含まれるデータの処理能力の向上に取り組む予定だ。
NVIDIAとバイドゥは、バイドゥの深層学習フレームワーク「PaddlePaddle」をNVIDIAの「Volta」GPU向けに最適化して、バイドゥのAIシステム「DuerOS」をNVIDIAの「SHIELD TV」セットトップボックス(STB)に追加する計画も発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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