ハイエンドスマートフォンとミッドレンジスマートフォンの差を縮めたQualcommが、今度は低価格スマートフォンの性能向上に挑む。
それに向けて提供するのが、新しい8コアチップ「Snapdragon 450」だ。14nmプロセス技術で製造されたこの新チップは、バッテリ持続時間の延長や、ブラウジングやゲーム速度の向上など、前世代の「Snapdragon 435」と比べて多数の性能改善が加えられている。
Snapdragon 450によって、写真撮影機能も向上する可能性がある。Qualcommによると、同社の400シリーズのプロセッサとして初めて、リアルタイムのボケをサポートするという。リアルタイムのボケとは、リアルタイムに写真の背景をぼかす機能だ。これによって、シャッターボタンを押す前にどのような写真が撮影されるかを確認することができる。
他の仕様としては、LTE Cat 6(これによって、Snapdragon 435よりも4時間長いバッテリ持続時間を達成)、「Quick Charge 3.0」、USB 3.0、フルHDディスプレイ(1920×1200ピクセル)をサポートする。
この新しいチップは、Xiaomi、Vivo、Huaweiなどの中国ブランドをはじめとする200ドル未満のスマートフォンに搭載される見込みだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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