大和リビングマネジメントは6月20日、東京電力パワーグリッド(東電PG)とともに、「IoTを用いたエネルギーマネジメントシステム構築」の実証試験を、8月1日より開始すると発表した。
共同実験では、8月1日から10月31日までの3カ月間、大和リビングマネジメントがサブリース事業を展開する賃貸住宅の50世帯それぞれに、電気の使用状況や家電製品別の利用情報を抽出できる専用の電力センサと、住戸内の温度や湿度などを測定する環境センサ付きマルチリモコンを設置する。
東電PGは、電気の使用状況から、電気の使用量を予測する分析アルゴリズムを持つ「IoTプラットフォーム」を開発。大和リビングマネジメントは、電気の使用状況と分析アルゴリズムの結果と温度や湿度などの情報を、大和リビングマネジメントが提携するIoTプラットフォーム「plusbenlly(プラスベンリー)」に取り込み、エアコンなどの家電製品を自動で運用・制御する機能を開発する。
両社は将来的に、本システムと音声認識端末を連携させ、音声による家電製品のコントロールや、快適な睡眠環境の実現に向け、生活リズムを生かした家電製品の自動運用・制御についての実験や検討をしていく予定だ。
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