Amazonはネットショッピングだけでなく、実店舗での買い物に力を入れつつある。そのため、買い物客が来店中に競合他社から購入する行為を規制したいようだ。
Amazonは「実店舗または小売店舗内でのオンラインショッピングを管理」する技術の特許を取得した。この特許では、買い物客がAmazonの所有する店舗(現段階ではAmazon Books、今後はWhole Foodsも対象となる見込み)を訪れてAmazonが提供するWi-Fiを利用すると、閲覧はAmazonによって監視され、競合他社のウェブサイトへのアクセスがブロックされるという。
しかし、皮肉にも、Amazonは何年も前からユーザーが他の店を簡単に実質的なショールームに変えられるようにしている。2010年には同社の買い物アプリにバーコードスキャン機能を導入し、それ以来スキャン技術を改善して、カメラを向けるだけで商品を特定できるようにした。
米ZDNetも指摘しているように、買い物客は携帯電話会社のデータ通信網を利用することで、この技術を回避し、価格を比較することができると思われる。また、この特許が付与されたからといって、実際にAmazonが同社の店舗内でこの技術を利用するとは限らない。
Amazonにコメントを求めたが、返答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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