ドワンゴは6月15日、日本発の囲碁AI開発プロジェクト「DeepZenGoプロジェクト」が手掛けるコンピュータ囲碁ソフト「DeepZenGo」が、6月19日から中国の北京にて行われる世界囲碁大会「第3回 夢百合杯 世界オープン戦」の本戦に、初の囲碁AIとして出場すると発表した。大会の模様はニコニコ生放送で生中継する。
DeepZenGoプロジェクトは、囲碁ソフト「Zen」の開発者である尾島陽児氏と加藤英樹氏を中心として、東京大学松尾研究室および日本棋院の協力、ドワンゴによる開発環境の提供によって、2016年3月に発足。開発を進めてきたという。
DeepZenGoは、これまで趙治勲名誉名人に1勝2敗(第2回囲碁電王戦)、井山裕太六冠に1勝(ワールド碁チャンピオンシップ)という成績を残している。本大会ではさらに進化したAIにより、64名によるトーナメント戦に参戦するという。
本戦1回戦の模様は6月19日13時30分から、2回戦は6月21日13時30分から放送予定。DeepZenGoが1回戦で敗退した場合、2回戦以降の放送予定はないとしている。
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