キャンプやスクールに参加したことで、さまざまな領域で活躍する生徒も出てきた。たとえば女子高生が作った、好きなキャラクターと会話ができるiPhoneアプリ「妄想ちゃっと。」。ボットの返答内容を自分で入力して、あたかも会話をしている気分を味わえるアプリで、アプリストアの上位にランクインしたこともある。
別の女子高生が開発した「STUGUIN」(iOS/Android)は、学習時間を計測できる勉強管理アプリで、計測中は他のアプリを開けないことが特徴。これにより、集中力が切れてついゲームや動画で遊んでしまうといったことを防げる。
アプリ以外では、女子高生2人が作った動画「MATSUDO」が千葉県松戸市のPR動画に採用され、渋谷駅前のスクランブル交差点の巨大ビジョンで放映された。また、中高生が作ったLINEスタンプはすでに50種類以上販売されているという。
2015年からデザインコースや映像編集コースなどに3度にわたり参加し、フォトショップやイラストレーターを学んだある女子高生は、ユニクロのTシャツデザインコンテスト「UTGP 2017」で1万6000点の中から25作品に選ばれたという。生徒がデザインしたポケモンデザインのTシャツは、5月19日から全国のユニクロ店舗で販売されている。高校卒業後は、大学生メンターとして中高生に指導する側に立ちたいと考えているそうだ。
このほか、海外で活躍する生徒もいる。過去にLife is Tech!の映像編集コースなどで学んだ生徒は、英国で開催された「Teentech」という大会で、水に入れると1週間ほどで分解される漁業網「GreenNet」をデザインし、AwardsEnvironment部門で入賞。バッキンガム宮殿で表彰された。この生徒は、同じく英国で開催されたJane Goodall主催のRoots and ShootsのLove Nature Documentary Competitionで優勝している。Inspiring Changeというテーマでビデオを作り、優勝を機にカナダのドキュメンタリー撮影班のメンバーに選ばれた。
このほか東京大学にAO入試で2年連続で合格者を輩出。起業や留学をした生徒もいるという。
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