ソフトバンクが、特に注目を浴びる米ハイテク企業の株式を大量に取得したと報じられている。
ソフトバンクが、カリフォルニア州サンタクララを拠点とするチップメーカーNVIDIAの株式40億ドル相当を取得したという。Bloombergが米国時間5月23日、状況をよく知る情報筋らの話として報じた。これによりソフトバンクは、NVIDIAの株式4.9%を保有する第4位の大株主となる。
NVIDIAは、人工知能(AI)、自動運転車、ゲーム用のチップ開発で金融アナリストらの熱い視線を集めている。同社の株価は2016年の1年間で3倍になり、2017年に入ってからも上昇を続けている。実際、あまりにも大量に株式が購入されていることから、同社株を担当するアナリストらは、NVIDIA株価急騰の要因をいまひとつ説明しきれておらず、この状態がどれだけ続くか疑問視しているほどだ。
ソフトバンクは、約1000億ドル規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を設立したのに続いて、テクノロジ企業にさらに投資することが期待されている。ソフトバンク創設者の孫正義氏は、米国のテクノロジ関連の新興企業を含む企業に500億ドルを投資して、5万人の新規雇用を創出すると約束したことから、NVIDIAなどの米国企業は、この新ファンドの大きな投資対象になると予測されている。
米CNETはソフトバンクにコメントを求めたが、回答は直ちに得られなかった。NVIDIAの広報担当者もコメントを避けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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