世界最大のソーシャルネットワークであるFacebookにとって、リベンジポルノや「セクストーション(性的脅迫)」を目的としたコンテンツへの対処は非常に負担の大きい仕事だ。
どれくらい大きな負担かと言えば、Facebookが対処しているこの種の不適切な性的コンテンツの数は、毎月5万4000件近くにのぼるという。英メディアのThe Guardianが現地時間5月22日に報じた。
この数は、ポルノの根絶を目指すFacebookが直面している問題がいかに大きいかを示すものだ。とはいえ、10億以上のユーザーが毎日ログオンしていることを考えれば、驚くほどの数ではない。同社は今も、こうした投稿を見つけ出すための従業員を雇っているが、投稿される写真の数は圧倒的に多いのが現状だ。そこで同社は、その手のコンテンツを排除するため、「画像マッチング」ソフトウェアのような技術を利用していると、The Guardianの取材に対して語っている。
Facebookでグローバルポリシー管理責任者を務めるMonika Bickert氏は、「Facebookユーザーの安全を守ることは、われわれが取り組むべき最も重要な事柄だ。われわれは、Facebookの安全をできる限り守りながら、言論の自由を確保すべく懸命に取り組んでいる」とコメントした。
Facebookは以前、今いる4500人の従業員に加えて、サイト監視のために3000人の従業員を雇うと述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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