ヤマハは5月19日、音のユニバーサルデザイン化支援システム「おもてなしガイド」を活用した実証実験をANAと共同で実施すると発表した。成田国際空港および関西国際空港のANA国際線搭乗ゲートにおいて、4言語のアナウンスを実現する。
おもてなしガイドは、専用のアプリを起動して、流れてくるアナウンスをスマートフォンのマイクで拾うだけで、その内容をさまざまな言語に翻訳された文字で確認できるシステム。音で通信を行うため、インターネットに接続していない端末でも情報を取得できる。
今回の実証実験では、成田国際空港でヒューストン行き、ANA174便、関西国際空港で上海行き、ANA975便の搭乗ゲートで実施。ANAの係員が事前にアナウンスを、日本語、英語、韓国語、中国語の4言語でシステムに録音し、空港の搭乗ゲートで使用することで、音声アナウンスが、スマートフォンなどに文字情報として表示され。文字情報は、日本語、英語、中国語(繁・簡)、韓国語の5言語に対応。出発便のゲート変更や時間変更など様々なシチュエーションにも対応するとしている。
今回の実証実験を通して、多言語対応ができる係員が不在の場合でも、常に4言語のアナウンスが可能になるとのこと。ヤマハでは、多言語対応力の更なる向上をはかるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス