Microsoftが「Windows 10」のプレビュービルドをアップデートした。Androidでの着信を通知する機能が加わったが、「Story Remix」機能については限定的なアクセスとなることについて謝罪している。
今回の「Fast Ring」へのリリースは、先週開催された「Build 2017」イベントで「Windows 10 Fall Creators Update」と「Fluent Design System」が発表されて以降、2回目の「Windows 10 Insider Preview」ビルドとなる。
Buildで、Microsoftはスマートな動画編集ツール「Story Remix」を披露し、秋に配信予定のアップデートでリリースされる機能を紹介した。Story Remixには、写真や動画への3Dオブジェクトの追加や「Windows Ink」での描画といった機能がある。
Microsoftは、Story Remixを最初に利用できるのはFast Ring経由でWindows Insider Previewビルドを利用するユーザーとしていた。しかし、実際にStory Remixにアクセスできるのは一部のユーザーに限られるようだ。MicrosoftのWindowsおよびデバイスグループのソフトウェアエンジニアであるDona Sarka氏は、Photos機能向けのA/Bテストの一部として、Fast Ringの一部のユーザーグループにStory Remixをロールアウトしていると説明した。大半のFast Ringユーザーはアクセスできるが、一部のアクセスできない人はコントロールグループに選ばれたことになる。
Insiderのユーザーは、Microsoftが自分たちをA/Bテストに利用していることを了承済みだが、Sarka氏はアクセスできない人がいることについて謝罪している。
コントロールグループから移行したいユーザーは、Story Remixのチームにメールで知らせることができる。
最新の「Build 16199」には、Android端末での着信を通知する機能、発信者を知らせる通知をPCに配信する「Cortana」の機能、通話を拒否するオプション、PCから発信者にテキストを送る機能などが加わっている。Fast Ringユーザーがこれらの新機能を試すためには、CortanaをAndroidデバイスにインストールし、Androidの設定パネルでCortanaのクロスデバイス機能を有効にしておく必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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