BONXが2億円を調達--補聴器など新デバイス開発へ

 ウェアラブルコミュニケーションデバイスを展開するBONXは5月10日、ADWAYS、KII(慶應イノベーション・イニシアティブ)、リオンから2億円の資金調達を行ったと発表した。ウェアラブルコミュニケーションデバイス「BONX Grip(ボンクスグリップ)」のグローバル展開と、新規株主との共同研究・事業開発を推進する。


BONXは、ADWAYS、KII(慶應イノベーション・イニシアティブ)、リオンから2億円の資金調達を行った

 BONX Gripは、片耳に装着するデバイスとアプリを組み合わせて使用するウェアラブルコミュニケーションデバイス。携帯電波の入るところであれば、超遠距離・悪天候・高速移動中でも会話が可能だ。

 新規株主になるのは、世界初の防水耳掛け式補聴器や、世界初のデジタル補聴器を開発したリオン、慶應義塾大学の研究成果を事業化するために2015年に設立されたベンチャーキャピタルKII、インターネット広告企業のADWAYSの3社になる。

 リオンとは、補聴器の超小型化、低消費電力の効率化のノウハウと音響センサ技術、BONXのソフトウェア開発、プロダクトデザイン力を組み合わせることで聴覚をサポートする新しいデバイス開発、KIIコーディネートのもと、慶應義塾大学との共同研究をスタートし、次世代のウェアラブルコミュニケーションデバイスのスタンダードとなりうる新技術を開発中としている。

 グローバル展開としては、4月にBONX North Americaを米国に設立。近々、現地の販売を開始する。

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