Microsoft Build

Windows 10次期大型更新は「Fall Creators Update」--新デザインなど

Ed Bott (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2017年05月12日 09時17分

 Microsoftは米国時間5月11日、「Build 2017」2日目の基調講演で、2017年秋の「Windows 10」アップデートでリリース予定の新機能の一部を明らかにした。Windows 10の次期アップデートは、「Fall Creators Update」となる。Fall Creators Updateはこれまで、「Redstone 3」という開発コード名で呼ばれていた。

 Windows 10のアップデートは年2回のペースでリリースされるが、この新しいアップデートはバージョン1709となることがほぼ確実だ。9月に完成し、10月から「Windows Update」を通して配布される見通しだ。ただしMicrosoftはこの日程をまだ正式に認めておらず、Fall Creators Updateは「2017年中」にリリース予定とのみ述べている。

 まず、新しいデザインシステム「Microsoft Fluent Design System」が発表された。これまで「Project NEON」という開発コード名で呼ばれていたものだ。

 またMicrosoftは、新しい「Universal Windows」アプリである「Windows Story Remix」も披露した。写真や動画を融合して、音楽やテーマ、映画のようなトランジションを加えてストーリーを作り上げるためのアプリだ。

Windows 10

 今回発表されたその他の新機能は、「Windows」搭載端末だけでなく、「Android」または「iOS」でMicrosoftのアプリを実行するモバイルデバイスにも提供される。

 「Timeline」:Microsoftによると、過去の操作を時系列に表示し、スクロールして、過去に使ったファイルやアプリ、サイトに戻ることができるという。

 「Pick Up Where You Left Off」:この機能の一部は、Windows 10の現行ビルドに既に実装されている。Cortanaがユーザーの作業を追跡し、使用する端末をモバイルとPCの間で切り替えた場合に、ドキュメントへの作業の再開やアプリの操作を提案するというものだ。

 「Clipboard」:Microsoftによると、Windowsのクリッップボード機能が各種端末間で使用可能になり、地図リンクやテキスト、アニメーションGIFを、携帯端末とWindows PCの間でコピーアンドペーストできるようになるという。

 「OneDrive Files On-Demand」:Microsoftによると、新しいアップデートで最も要望の多かった新機能だという。Windows 10の初期のプレビューリリースで突然削除された「プレースホルダー」機能を復活させたものだ。このアップデートに伴い、Windows 10ユーザーは以前のように、「File Explorer」を開いて「OneDrive」に保存されたすべてのファイルを、ローカルに同期されているかどうかにかかわらず表示させることができるようになる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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