また、盛り上がりを見せるVR制作においては、YouTubeやFacebookなどのVR映像で使用されている立体音響「アンビソニックオーディオ」の編集に対応。映像に追随してオーディオの方向を変化させることができる。そのほか、アップルのMacBook Proに搭載されている「Touch Bar」や、マイクロソフトの「Surface Dial」をサポートし、編集時の操作性を向上させている。
写真や映像のストックサービス「Adobe Stock」との連携も強化。Adobe Senseiによる映像素材の自動タグ付けを実現することで、Premiere内のStock用パネルから、映像に関連するキーワードを入れるだけで関連性の高い映像を表示・再生させることが可能。映像素材の選定から適用までがスムーズになる。
After Effectsでは、カメラの揺れで生じる被写体ブレを軽減する「カメラシェイクデブラー」を搭載。ブレていない前後のフレームから、ブレ部分のフレームを補完でき、カメラ自体のブレを補正する「ワープスタビライザー」では取り除けなかったブレまで軽減することができる。
また、顔認識技術を使用し、キャラクタ素材から顔や口の動きに合わせたアニメーションをリアルタイム生成する「Adobe Character Animator」では、「Adobe Photoshop CC」や「Adobe Illustrator CC」で作成された複数のキャラクタをアニメーション化できるほか、「ウォークサイクル」の追加により、キー操作によるキャラクタの歩行が可能になった。また、サードパティのアプリと連携することで、Facebook LiveやYouTubeを使ったライブ配信に対応。アニメーションを実況などの生放送に使用できる。
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