パナソニック、NTTコミュニケーションズ、大日本印刷は4月25日、カメラシェアリングサービス「PaN」の実証実験を、京都の大本山建仁寺と圓徳院で実施すると発表した。
PaNは、「Photo and Network」の略で、観光地や遊園地、イベント会場などに設置されたカメラを、ユーザーがシェアして利用できる新しいサービス。パナソニックの撮影技術とNTTコミュニケーションズのクラウド・ネットワーク技術を連携させ、実証実験では、大日本印刷の写真プリント、販売システム端末を組み合わせた。
建仁寺と圓徳院の入り口で配布される撮影カードを使って、撮影スポットに設置されたPaNカメラで自撮り撮影をすると、撮影した写真のデータやプリントを購入することが可能。1枚の撮影カードを使って、寺院内に設置された全てのカメラで撮影ができる。
サービス料金は、撮影データが1撮影スポットあたり600円、プリントが1枚600円で、全撮影データ+プリント1枚が1000円。1カ所の撮影スポットで複数枚撮影した場合、全ての写真データのダウンロードができる。
これによりカメラをもたずに観光地を訪れても、高品質な撮影記録を残すことが可能。特殊なアングルからの写真だけでなく、背景合成写真(ブルーバック)など、「通常では撮影できない」写真による付加価値も提供していくという。実施期間は4月30日まで。10~17時の間利用できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」