サムスンが「S Health」アプリを改称、24時間の遠隔診療サービスを追加

Matthew Miller (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 高橋朋子 (ガリレオ)2017年04月18日 10時09分

 「Galaxy S8」の発表イベントで、サムスンが「Samsung Health」のエコシステムと機能に軽く言及したことに気づいた方もいるかもしれない。先ごろ「S Health」のアップデートが「Google Play」ストアに登場し、アプリの名称がSamsung Healthに変更となったほか、新たなサービスが追加された。

Samsung Health Samsung Health
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 S Healthアプリは、サムスン製のスマートフォンにプリインストールされており、また他社製の「Android」端末にもインストールできるため、手持ちのサムスン製ウェアラブルデバイスと連携させて利用を最適化することが可能だ。また、ほとんどのサムスン製スマートフォンは通信規格のANT+に対応しているので、複数のフィットネスデバイスを同社製スマートフォンおよびSamsung Healthと接続させて、高度なデータ収集を行うことができる。

 また今回のアップデートで、Samsung Healthに「Ask an Expert」(専門家に訊く)というモジュールが追加された。「Amwell」が提供するこの遠隔診療サービスでは、スマートフォンから毎日24時間、リアルタイムかつオンデマンドで医師に相談できる。現時点では米国、中国、韓国で提供されている。

 代表的な医療保険の多くがこのサービスをカバーしており、必要なときに有資格の医師と動画で対話できる。59ドルまたはそれ以下の料金で、よくある症状について医師に相談することが可能だ。ユーザーの希望する薬局に対して、医師が処方箋を直接発行することもできる。

 サムスンは2016年にS Healthをアップデートし、複数のサービスとの連携を可能にした。サムスンの「Gear S3」スマートウォッチを利用している筆者にとって、S Healthは重要なアプリになりつつある。Ask an Expert機能はまだ試していないが、保険を確認したうえで、医師の診察を受ける時間がないときや旅行中に問題が発生したとき、以前の症状がぶり返したときなどには、この機能の利用を検討してみたい。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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