サムスンが素晴らしいスマートフォンディスプレイを製造していることに議論の余地はない。最近の報道によると、Appleも次期「iPhone」用に7000万枚を発注したという。DisplayMateのプレジデントでリサーチサイエンティストのRaymond Soneira氏は今回も、サムスンの新フラッグシップ機「Galaxy S8」を数週間使用して、ディスプレイの品質評価を公開した。最高の「A+」と評価している。
読者からは、筆者が同じ部分を何度も繰り返す壊れたレコードのように見えるだろう。というのも、サムスンは新フラッグシップ機にスマートフォン向けとして最高のディスプレイを搭載し、またも基準を引き上げた、と半年ごとに書いているからだ。Galaxy S8は新たなアスペクト比を採用し、より大型のディスプレイ、上面に「Gorilla Glass 5」パネルを搭載したフレキシブル有機EL(OLED)、複数のスクリーンモードを備え、環境光下での最高輝度は1000ニトを超える。
Galaxy S8はUHD Alliance(UHDA)による「Mobile HDR Premium」認証を受けた初めてのスマートフォンだが、LG電子の「LG G6」も「Dolby Vision」と「HDR10」に対応している。こうしたHDR対応デバイスのユーザーなら、NetflixやAmazon.comといったサービスのHDRコンテンツをストリーミング再生できる。HDRコンテンツは今後さらに増える可能性が高い。
Soneira氏は、「特に重要で印象的なのは、われわれがOLEDディスプレイの追跡を開始した2010年以降、サムスンはすべての世代の『Galaxy』でOLEDディスプレイの性能を体系的に改善していることだ」と述べている。Galaxy S8および「Galaxy S8 Plus」は素晴らしいディスプレイを搭載しており、デュアル曲面エッジが施されたこれらのスマートフォンが広告でも実物でも素晴らしいものに見えるのは確かだ。
今回、サムスンが達成した記録は以下の通り。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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