スマートフォンは日常生活に欠かせないガジェットであるため、落として画面を割ってしまったという人も多いだろう。この弱点に対策を施すためなのか、Appleは画面割れ検出技術を特許出願している。
そのAppleが、今度は画面割れを未然に防ぐ技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間4月4日に「ELECTRONIC DEVICE HOUSING」(特許番号「US 9,612,622 B2」)として登録された。出願日は2014年5月13日、公開日は2015年11月19日(公開特許番号「US 2015/0331456 A1」)。
この特許は、電子デバイスのボディーからクッションになるバンパーを出し、地面などの硬い表面にぶつかる際の衝撃を和らげる技術を説明したもの。落下している状況の検出には、内蔵している加速度センサなどからの情報を利用する。クレーム(請求項)では対象をスマートフォンに限定していないが、実施例ではスマートフォンを念頭においた説明がなされている。
バンパーは、角から外側へ飛び出るだけでなく、デバイスの正面および背面にも伸長する仕組み。これにより、デバイスが角から激しくぶつかることを防ぐとともに、正面や背面から落ちた際のショックも緩和できる。
バンパーの素材としては、衝撃を吸収する弾力性のあるもののほか、水に対する浮力を備えるものも想定している。これにより、水に落とした場合、デバイスが沈むことなく浮くという。
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