Appleが「MacBook」などで採用していた「MagSafe」コネクタは、本体との接続部分が磁力で吸着しており、強い力がかかると外れる仕組みだ。そのため、ケーブルに足を引っかけるなどすると接続が解除され、本体を机から床に落として壊す心配がない。
Appleは、MagSafeと同様のコネクタをアクセサリとして提供するための技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間3月30日に「MAGNETIC ADAPTER」(公開特許番号「US 2017/0093104 A1」)として公開された。出願日は2016年1月4日。
この特許は、電気的な接点と磁石を備えるコネクタを外付けアダプタとして提供する技術を説明したもの。実施例には、ノートPCの側面に設けられたポートに接続するアダプタが示されている。
ただし、もっとも重要な第1クレーム(請求項)では、ポートの種類を規定していない。クレームでは、第3クレームで初めてUSB Type-Cへの言及がある。さらに、アブストラクト(要約)には、USB Type-Cコネクタと明記しているほか、MagSafeタイプの充電デバイスという記述もある。
なお、磁石式のUSBアダプタはすでにApple以外から市販されており、この特許の新規性がこのまま認められる保証はない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」